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アーティストにとってのGTC、その独特の魅力とは?

READY FOR OPEN AIR #2

GROW THE CULTURE continues its candid interview series with the people who have been part of every edition, featuring Frankie $, Dx and Velocity as they share their thoughts and experiences with GTC.

Event

[No. 002]

アーティストにとってのGTC、その独特の魅力とは?

READY FOR OPEN AIR #2

東京からUKのサウンドシステム文化にインスパイアされたアンダーグラウンドなダンスミュージックカルチャーを発信するGROW THE CULTURE。

いよいよ明日11月7日に開催されるGROW THE CULTURE OPEN AIR 2026に向けて、

過去全ての回に出演しているFrankie $、Dx、Velocityを招いてGTCへの想いを赤裸々に語ってもらった。


PART 1

→(前編)イベントやジャンルを超えたコミュニティ体験を創造する

→(後編)GTCというチーム、GTCが提供する価値とは

Q1. 今回で皆さん、4回目の出演ということになりますが、改めて今の心境を聞かせてください。

Velocity: 4回も開催していたんだという気持ちで、結構早く感じているかな。初回は2022年だっけ?事前に寒いからちゃんと厚着した方が良いよって言われたけど、意外とみんな薄着で自分だけモコモコだった記憶がある。

Dx: 寒過ぎて死ぬってみんな言ってたね。笑

Frankie $: 11月に野外をやるということ自体が面白いよね。自分は寒い天候が好きで、サバイバル感があって楽しい。夏だとハウスとかが似合うけど、寒いと暗い音楽が合うなと感じる。

maidable: フェスだと伊豆とか5、6月の暖かい時期にやることが多いので、逆に過酷な環境でソリッドな感じを出したくてこの時期にしている、という面はあります。あと、秋冬だとファッションのバリエーションが多くて面白いですよね。アウター着ている人もいれば着ていない人もいるし、半袖で踊っている人もいたり。

Velocity:  確かに寒い気候に合ったプレイスタイルの出演者が多いよね。

Frankie $: イギリスは天気が悪い故にああいうサウンドが生まれたって言われてるしね。

Dx: 夏の野外レイヴには2000年代に良く行っていたけど、ここ10年は行っていなかった。だから、コロナの最中に自分の2世代下ぐらいの若い人たちが主催している野外レイヴには興味を持ったね。しかもGROW THE CULTUREという名前が印象的だった。

Velocity: 初めて知った時はすごい名前だなと思ったね。笑

Dx: ただの単発のパーティじゃなくて、先を見据えたビジョンを持ってやっているんだろうなと思ったし、逆に名前が大きいからハードルを自ら上げにいってる感じがした。


Q2. 初めてGROW THE CULTUREに出演することになったきっかけを教えてください。

Velocity: GTCに出るまで野外は苦手でクラブ派だった自分がいた。20歳そこそこの時に出演予定だった夏のパーティーが、台風で大失敗して大赤字になったとか、海外アーティストのドタキャンとかもありで野外恐怖症みたいだった自分が、野外に遊びに行く/出演するようにプレイ自体よりマインドが変わったきっかけがGTCかも。

Dx: 自分自身はSoi ProductionsとかBS0のメンバーと言われていたのが、最近はGTCに出演していた人と言われることも増えてきたようになった。GTCの存在感が高まっているのが感じられた良いエピソードだと思う。

Frankie $ 初回だけでなく毎回そうだけど、クラブでのプレイと違って自然の中ならではの少しスピリチュアル、トリッキーなプレイに寄せてはいるかも。前回はスピリチュアルなダブステップを多くプレイしたけど、そういうのが一番しっくり来る気がした。ただし100%そうするのではなく、Grimeとかのエッセンスもちょっと混ぜる、みたいな。

普段のハウス、テクノのプレイで学んだことは野外でこそ機能していると思う。クラブだったら100%出せないものが野外で出せる気がしてるし。普段出演することが少ないからこそ、野外の出演は成長できる貴重な機会だと思っている。

Q3. これまでの出演の中で、特に印象に残っているセットや瞬間はありますか?

Velocity: 出演者の中では割とキャッチーなスタイルだと自覚していて。自身の曲、Velocity - Bird Themeを朝方にプレイした時に、鳥の鳴き声が重なって開放感を感じたのが印象的だった。

前回、Yukimatsuさんが自分の番の後だったのも良く覚えている。Yukimatsuさんが波形を見てそのままMixしていったのを見て、曲の流れでつなぐDJなんだなと感心した。

Dx: 昨年の事件は散々色んなところで話している気がするけど、改めて。ちょうどCDJ3000のOSアップデートがあったばかりの頃かな。rekordboxを通さずCUEも打たずでUSBに曲を入れたものだからか、曲が読み込めなくなった事件。

Velocity: 僕が見に行ったらトラックリストが全部消えていて、ずっとかけている曲がループしていましたね。笑

Dx: 予備のUSBも読み込まなくて、1曲がずっと15分間ループ再生になってしまって。もはやプログレのような妙な音楽になっちゃったのを覚えている。レコードを予備で持ってきたけどこんな早く使うとは!と思いつつ投下。終わった後のみんなの反応も「よく頑張った!」みたいな感じで。笑 あと、来てたAlphathetaの人に症例を解析したいって言われたから、USBをそのまま預けた。

Velocity: ずっとループしてた後に、レコードに切り替わった瞬間にめちゃくちゃ盛り上がっていたのを覚えてる。

Frankie $: 自分のセットで言えば2回目の朝ジャングルがよかったかな。

Velocity: あれは最高だった!このインタビュー用に参加したときのことを振り返っていたんだけど、FrankieのJungleセットが最高って2日連続インスタに上げていたくらいにw

Frankie $: 普段かけているジャンルからするとJungleで持っているレコードの枚数は少なめで。そしてAmbient系が多かったんだよね。Ambient Jungleは野外で聞くのが一番良いと思っている。ちょうど朝方で木漏れ日が差していたしぴったりだった。当時全然寝ていなかったから最初は体調がイマイチだったけど、プレイしていくうちに段々気持ち良くなっていったのを覚えている。

maidable: 巷で言う朝っぽいジャングルよりもディープで違った良さを感じました。


Q4. 毎回出演を続ける中で、大変だったこと・乗り越えてきたことはありますか?

Dx: やっぱり帰路問題。前回気づいたら他の演者やお客さんはほとんど誰もいなくなってた。残ったスタッフとともに帰ろうとしたんだけど、荷物で車がパンパンで自分が乗るスペースがなかったので徒歩で帰ったのを覚えているw

Frankie $: 自分もレコードだから帰り道が大変だった。長い開催時間の中では実は1回も寝たことなくて。多少の寒さとかは感じるけどずっと楽しかった覚えがあるね。

Velocity: 僕も一睡もしてないかな。だいたい酒で乗り越えてきた感じがある。

dx テントとかバンガローの人には寝てる時間もったいないぞとも言いたい。笑 さすがに寒い時はあったまったほうがいいけどね。

Velocity: 1回目は休憩スペース?体育館的なところでDJをやっていた人たちもいたよね。2回目以降は休憩場になったので、そこでリセットして休憩できるのが良いと思う。ちょっと寝るだけでも全然違うしね。

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第一回目では体育館をサブフロアとして、アンビエントをBGMに疲れたお客さんたちがそこら中で倒れ込んでいた

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第一回目では体育館をサブフロアとして、アンビエントをBGMに疲れたお客さんたちがそこら中で倒れ込んでいた

Q4. 今回のラインナップや会場の中で、特に楽しみにしていること・こだわりたいことはありますか?

Velocity: Fractureは多分初来日だよね?とても楽しみ。イタリアのSUN AND BASSで見た時はNeptuneと活動を共にしていた時だったと思うけど、そこから一度活動が落ち着いてFootworkが流行した時期に再び活発になったのも印象的だった。

Velocity: ラインナップの中では自分は比較的キャッチーな方で、構えずに聞いて欲しい。みんなとは違うスタイルだと思うから、ディープな方に寄せることもできるけどそれはしたくない。リキッドっぽいのもかけたいしそこは変わらずやっていきたい。

Dx: 今回のラインナップを見ていると、なんとなくだけどまとまっている印象を受ける。Dayzeroとkarnageが並んでいるところとか、BS0ともリンクするような感じ。単に自分の知ってる人が多いだけかもだけど。と思えばmileZとかsubmerseとかJungle/Drum and Bassのアーティストもいたり、Oyubiなど歴が長い人も多いかもね。年代的に30代前後の層が分厚くなっている印象。

maidable: Stones Taroさん、Karnageさんとか海外での活動が多い人が今回は多いですね。

Frankie $: 今回も全員見たくて結局寝るタイミングないんだろうなと。笑 あとなんとなくタイムテーブルが既に見えてくるようなラインナップでもある。自分のセットで言えば、毎回違うオーダーが来るから今回は何かなと楽しみにしている。大きい出演は毎回レコードを買って備えるんだけど、2回目のAmbient Jungle Setの時は9万円分ぐらい買ったレコードのうち結局5000円しか使わず、あとは既に持っていたレコードを使ったりした。

Dx: 自分のセットでいえば、時間帯によって最適な選曲をしている。昼の時間帯だった時はおおばの環境である森、山に合わせて太鼓モノばかりをかけたりとか。笑

Frankie $: DubstepとかGrimeをプレイするアーティストは既にラインナップされているから、自分はその隙間を突くように最近やっているTechnoとかElectroあたりをプレイできたらいいなと思っている。

Velocity: クラブとは違って時間の移り変わりがあるから面白いよね。1回目のFrankie $はちょうど日が沈む時間帯でのプレイで良かった印象。

Dx: 自分でも日の出と日の入りの時間帯を調べたりしてたな、そういえば。

Velocity:  雨の時の想定とかもしてたり、日本の気候的に今後は秋冬のレイヴが増えそうなイメージ。夏は暑すぎる。笑

Q5. まだGROW THE CULTUREを体験したことがない人に、このイベントの魅力をひと言で伝えるなら?

Velocity: まさに自身の体験談で言うと、野外が苦手だった自分がハマったきっかけのパーティなのでそれに尽きると思う。行ったことないなら行ってみると何か発見があるよ、楽しいよというか。そもそも外で大きい音で音楽聴くのはやっぱり楽しいし。

Dx: クラブと違って人が見渡せるのが良いなと。空間が広いので自ずと視野も広くなる、みたいな。

Velocity: 知り合いがあまりいなくても楽しめる環境になっている気がする。前回、自分しか知り合いがいない友達が来てくれたんだけど、めっちゃ楽しかったと言ってもらえた。

Dx: そうそう。なんというかあの空間にいることでいつもよりフレンドリーになれるというか。喋らなくても同じ空間で、同じ体験をしている気持ちになれるというかね。

Frankie $:  (おおばキャンプ村は)単なるキャンプ場ではなく秘密基地みたいな雰囲気もある。ちゃんと社会から距離を取っているというか。なので初めて来る人もその環境に圧倒されるし、場所の心地よさもあるんだと思う。フェス経験者にとっても、ベースミュージック特化というのは珍しいだろうし。20時間ぶっ通しでやることでその体験を共有して一体感が生まれる感じ。他のフェスだとブースも色々点在していて、ともすると別々の体験になりがちなんだけど。

Dx: やっぱりさっきも言った通り、手が届きそうな距離で見渡せるのが良い。焚き火とかもすごく良いアイデアだなと。

Frankie $: あと寒い中で美味しいご飯を食べるのも良いよね。

Dx: フードの話で言うと、ドゥースラーで売っていた豚汁も嬉しい。あれは日付が変わってから売り出していたよね。2回目の時に出店していた麻婆豆腐と、前回のジャークチキンも美味しかった。

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新宿ドゥースラーのドライグリーンカレーはベースミュージックヘッズにとってのソウルフードとしてすぐに売り切れた。

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新宿ドゥースラーのドライグリーンカレーはベースミュージックヘッズにとってのソウルフードとしてすぐに売り切れた。

maidable: ありがとうございます。逆にこういうフードがあればいいな、みたいな意見はありますか?

Velocity: 個人的にはポテトみたいなものがあると嬉しいかも。

Dx: 片手で食べられるものとか、おつまみみたいなものね。良さそう。あと個人的には麺類が欲しい(笑)

Velocity: あったら僕も絶対食べますね。笑

GROW THE CULTURE

Underground dance music label and collective based in Tokyo, established in 2021. Inspired by UK soundsystem culture.

Copyright © 2026 GROW THE CULTURE.

All Rights Reserved.

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